有限と微小のパン
少し前に「猫の建築家」を読んで、そういや昔「すべてが F になる」読んだなぁとおもって買って読み直してみたところ、そのまま2ヶ月ほど森博嗣祭りになってしまい、結局 S&M...
View Articleちいさいおうち
わたしの好きだった絵本シリーズ、バージニア・リー・バートン「ちいさいおうち」。これ、実家にあるとおもったんだけど、よくよく考えてみたらピアノの先生のおうちで読んでたのかもしれない。でも実家にもあったとおもったんだけど、どうにも見つからないので買った。...
View Article食卓の情景
どこかのごはんブログで紹介されていてポチったところの、池波正太郎「食卓の情景」。池波正太郎の食にまつわるエッセイ。老舗の料理屋から下町の屋台、家庭料理に至るまで、ああこの人は食べることが好きなんだなぁというのがすごく伺えて、わたしも食べること大好きだから、なんか親しみがわく。生まれが浅草なので、わたしが以前住んでいた場所のものすごく近くの描写があったりしてそんなのも楽しい。漂う昭和の空気が昔懐かしい...
View ArticleAさんの場合。
妊娠してた頃に週数の近いブログを追っていて、それで知ったイラストレーターの人が本を出版するというので買った。やまもとりえ「Aさんの場合。」。未婚・既婚でライフスタイルが大きく異なる女性たちの解決し難いもやもや、あるあるをAさん、Bさん、その他登場人物たちの視点から描く。 web...
View Articleカラスの教科書
蔵前時代にヒゲの人におもしろいよっておすすめされていたのが、長い時を経ていつのまにか文庫になっていたのでポチッたところの、松原始「カラスの教科書」。賢いと言われながらもとかく忌み嫌われがちなカラスの生態を、ユーモアたっぷりの文章でわかりやすく紹介する。...
View Article夜と霧の隅で
積んであったものの中から一冊、北杜夫「夜と霧の隅で」。ナチス政権下のドイツで、不治の精神病患者に対して安死術を実施するという指令が下る。そんな中、患者を救うために苦悩する精神科医たちを描く。 ナチスの指令に抵抗し、あらゆる治療を試みる。たとえそれが無意味になろうとも。それは医師としての使命感なのか。極限状況下における人間の心の不安が、その文章とあいまってずしりと重く感じられた。
View Articleフランドン農学校の豚
母上との話の中に出てきたので読んでみた。豚・・・かわいそう・・・。いやでも豚肉食べるし・・・でも豚目線で見るとこうなるよね・・・。童話ってけっこう残酷というか、そういうの多いかもね。冒頭部の草稿数枚が現存していないらしく、文章の途中から突然始まるのがまたなんとも。
View Article今日のヒヨくん
1年ほど前のこの記事の方のブログ、そのうち本になるだろうな〜とおもってたけど、やっぱりなった。というわけでポチッったところの、やまもとりえ「今日のヒヨくん」。ブログよりもちょっと美化されてるというか、育児とは! みたいなのが強い感じがあるけど、やっぱり共感しまくり。わたしは本当にダメ母で、最近は日々に追われて育児を楽しむ余裕もないって感じだけど、まあ適度にがんばろう。
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